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キリンス処理

 

キリンス処理とは、銅および銅合金に使われる酸処理法のことを言います。サビや黒ずみを落とすと同時に、製品に美しい光沢を出すことができます。

 

キリンス処理で使用するのは、硝酸や硫酸、塩酸やリン酸などを混ぜ合わせた強酸性の混合液です。これに処理物を浸漬、さらに水洗いを繰り返すことで汚れを溶解し、光沢のある美しい表面に生まれ変わらせることができます。

キリンス処理は、光沢浸漬法とも呼ばれます。

 

 

キリンス処理の別名は化学研磨

キリンス処理では銅や銅合金を研磨することができますが、このような酸洗い処理を利用した研磨を化学研磨と呼んでいます。

 

キリンス処理における化学研磨は実際に処理物を磨くわけではなく、金属の溶解を利用したものです。そのため物理的に磨くのが困難な箇所など、様々なケースで用いられています。

 

 

キリンス処理で、めっき仕上げをより美しく!

キリンス処理はめっきのムラをなくすとも言われ、キリンス処理のあとにはめっきを施されることが多々あります。

また、めっきの密着性も向上するため、製品をより美しく仕上げることができるのです。

 

キリンス処理だけの場合は変色を防ぐ処理が必要となりますが、この変色防止の工程を経ることにより、銅や銅合金の輝きが長持ちするようになります。

 

 

キリンス処理にはこんな効果も…

キリンス処理は銅や銅合金の酸化皮膜を溶解するだけでなく、金属の加工時に発生した余分なバリ取りにも有効です。

 

銅および銅合金の研磨法ではありますが、一般的にキリンス処理は黄銅製品に使われることが多い処理法となっています。

 

銅や真鍮などの銅合金を輝かせるキリンス処理ですが、処理の際に窒素酸化物が発生するため、その扱いには注意が必要になります。

 

 

 

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