アルミニウム,材料,材質,ねじ,ボルト,ナット

アルミニウム

 

アルミニウムは19世紀初頭に発見された金属で、工業原料としては20世紀頃から広く使用され始めました。

一円硬貨に使用されていることから、私たち日本人にとってはとても身近な金属となっています。

 

 

アルミニウムの金属としての特性

アルミニウムの第一の特性としては、軽量であることが挙げられます。重量は鋼やステンレスの約3分の1と際立って軽く、利用しやすい金属と言えるでしょう。

軽量であるためねじ部品としては、ラジコンなど軽量化が求められる分野での使用が推奨されます。純度の高いアルミニウムはそれほど強くありませんが、様々な元素を添付することで、強度や耐摩耗性などを高くすることができます。

 

 

 

アルミニウムのメリット・デメリット

アルミニウムのメリットとしては軽量であるほか、加工性や熱伝導性に優れることなどが挙げられます。また、アルミニウムの表面に陽極酸化皮膜を作るアルマイト処理を施すことで、耐久性を改善することも可能となります。

このほかアルミニウムはリサイクルが容易なため、資源の有効活用ができる、環境に優しい素材と言うことができるでしょう。

 

しかし、アルミニウムは他の金属との電位差が大きいため、ちがう種類の金属と接触させると錆が生じる恐れがあります。そのためアルミ製品にはアルミねじを使うことが大切です。

また、アルミニウムは比較的柔らかい金属のため、鋼やステンレス鋼などに比べると強度面で劣ります。強度が必要な場所での使用は控えるとともに、強いトルクでの締め付けにはご注意ください。

 

 

 

ねじ販売商社のオノウエ株式会社