アルキメディアンスクリュー,歴史,ねじ,ネジ,ボルト,ナット

ねじの原理を初利用!アルキメディアン・スクリュー

世界で初めて、ねじの螺旋構造を利用

 

今日、私たちの生活になくてはならないねじですが、一体いつ・どこで・誰がねじを発明したのか、その起源は定かではありません。

しかし、ねじの螺旋構造は紀元前の昔から、様々な場所で利用されてきました。その一番古い利用例とされているのが、古代ギリシャの科学者・アルキメデスが考案したとされる「アルキメディアン・スクリュー(アルキメデスの螺旋)」です。

優れた発明家であるとともに、数学者であり、技術者でもあったアルキメデス。ヒエロン2世から巨大な船の設計を託されたアルキメデスが、その船の浸水対策として考案した装置が「アルキメディアン・スクリュー」と言われています。

 

アルキメディアン・スクリューにおける、ねじの螺旋構造

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※写真はイメージです

「アルキメディアン・スクリュー」の構造は、大きな円筒の内部に螺旋状の板を設けた、非常にシンプルなものとなっています。円筒の中心部に設けられた軸が回転すると、内部の螺旋も回転し、これにより水を船内から船外へと排水する仕組みです。連続して回転することで、水を下から上へと汲み上げる、いわゆる揚水ポンプというものですね。

この「アルキメディアン・スクリュー」は、ねじの螺旋構造を利用した初めての装置と言われています。

 

現代でも利用される、古代の知恵

 

この「アルキメディアン・スクリュー」の原理を利用した装置は、現代でも様々な分野で用いられています。最も一般的なスクリューコンベアは、米や麦などの粉粒体から、生コンクリートなど、じつに様々なものの搬送に利用されています。

また、水を下から上へと搬送するアルキメディアンスクリューの逆の動きを利用して、発電する仕組みもあります。アルキメディアン・スクリューの上部に水を流し、スクリューを回転させることで発電機を回すのです。

このように、古代ギリシアの天才・アルキメデスにより考案されたねじの螺旋構造は、現代を生きる私たちの生活にも、様々な恩恵を与えてくれています。

 

 

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