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ラムスデンによる精密さの追求

まずラムスデンが取り組んだのは、精密機械の開発

 

産業革命が始まった18世紀半ば、ねじの大量生産に成功したワイアット兄弟。彼らとほぼ時を同じくして、ねじの精密化を成し遂げた人物がいました。

それが、ワイアット兄弟と同じイギリス人のジェシー・ラムスデンです。ヨークシャーで生まれたラムスデンは、ロンドンで様々な精密機械を作っていました。

当時は天体観測や航海用に、精度の高い機器が求められていた時代です。ラムスデンは精度の高い六分儀を作るため、まず最初に「目盛り刻印機(ディバインディング・エンジン)」の改良を行いました。

この「目盛り刻印機」の開発において、機械を動かすために利用したのが、ねじの仕組みだったのです。

こうしてラムスデンは、精密な六分儀を作るために精密な目盛り刻印機を必要とし、さらに精密な目盛り刻印機を作るために、精密なねじが必要となったのです。

このことからも、ねじが機械の要であるということがお分かりいただけることでしょう。

 

精密機械に欠かせないのが、高精度のねじだった!

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こうしてラムスデンは、より精度の高いねじをつくるため、精緻なねじ切り旋盤の開発に着手しました。

ラムスデンが製作した旋盤は、それまでの木製に代わる金属製の旋盤でした。ねじを切り抜く先進的な旋盤を開発し、そのカッターの先にはダイヤモンドを使用たのです。

自分で製作した旋盤で、旋盤用の部品を作り、それを利用してさらに精密な旋盤を作る。

この気の遠くなるような作業を繰り返し、最終的にラムスデンは1000分の4インチの精度を達成しました。この超高精度のねじは、天体観測機器や顕微鏡に飛躍的な進歩をもたらします。

このねじを利用した航海観測機器は、船の位置を300mの誤差で計測することができたそうです。

高精度のねじがもたらしたのは、大航海時代における、華々しい業績の数々です。

キャプテン・クックの大偉業も、ラムスデンのねじがあったからこそなんですね。

 

 

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