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SUS630 10T-SUS ハイパーボルト / ハイパーナット / ハイパー平座金のセット

ハイパーボルトとは?

高い強度と引張力をもつハイパーボルト(構造用ステンレス鋼高力六角ボルト)。高層建築や橋梁に用いられる「摩擦接合用高力六角ボルト(JIS B 1186)F10T」と同等の機械的性質を有しており、そのうえステンレスならではの高い防錆性まで兼ね備えているのが特長です。

※F10Tは引張強度1000N/m㎡以上を表します。

 

また、ハイパーボルト(構造用ステンレス鋼高力六角ボルト)の表面はステンレス特有の光沢が美しく、意匠性を求められる建物にも適しています。

 

SUS630 とは?

SUS630は高い機械的性質と耐食性を備えた析出硬化型ステンレスです。機械的性質は13クロム系(SUS410など)と同程度、耐食性は18-8オーステナイト系(SUS304など)と同程度とされています。

 

SUS630は時効硬化熱処理温度によって硬度や靭性が変化する性質があり、熱処理温度によっては1000N/mm2以上の引張強さを有するようになります。腐食環境内でも高強度の締付けボルトとして使えるため、現在は建築分野での使用が広がっています。ただし磁性を持ちますので磁性を嫌う場所には適しません。

 

ハイパーボルトの耐食性・耐久性

前述の通り、「摩擦接合用高力六角ボルト(JIS B 1186)F10T」にステンレスならではの高い防錆性を加えたのがハイパーボルトです。耐食性や耐久性に優れているため、通常環境での長寿命化や、メンテナンスが難しい構造物にも対応が可能です。

 

ハイパーボルトの耐火性・低温特性

熱による耐力低下が少なく、低温環境での靭性が高いのもハイパーボルトの特長です。耐火性や低温特性が要求される建物での使用にも適しています。

 

ハイパーボルトの機械的性質

※表は横にスライドします→

ボルトの機械的性質による等級 耐力
N/m㎡
引張強さ
N/m㎡
伸び
%
絞り
硬さ
HRC
呼び 有効断面積
m㎡
引張荷重(最小)
KN
10T-SUS 900以上 1000〜1200 14以上 40以上 27〜38 M16 157 157
M20 245 245
M22 303 303
M24 353 353

 

ハイパーナットの機械的性質

ナットの機械的性質による等級 硬さ 保証荷重
最小 最大
10T-SUS 95HRB 35HRC ボルトの引張荷重
(最小)と同じ

 

ハイパー座金の機械的性質

座金の機械的性質による等級 硬さ
35-SUS 35〜45HRC

 

オノウエでお取り扱いしている光精工の「SUS630 10T-SUS ハイパーボルト・ハイパーナット・ハイパー座金のセット」は、『SSBS 301 構造用ステンレス鋼高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット』規格に基づき製造されています。

 

 

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