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ねじ新聞 オノナビvol.09 めっき(メッキ)特集

めっき(メッキ)とは…

めっきとは、金属や非金属の表面に、金属皮膜を形成する技術のこと。めっきの機能は多岐に渡りますが、ねじにおけるめっきの働きとしては、主に防食性や装飾性を高めることなどが挙げられます。
今回は、一般的なめっきの種類をご紹介します。

 

電気めっき

めっきの代表的な種類です。イオン化した金属を含む水溶液中に電気を流し、対象物の表面に金属を析出させます。
対象物が複雑な形状をしていても、均一な厚さでめっきを施すことが可能です。

 

【亜鉛めっき】
鉄の防錆性を高めるために用いられる、最も代表的なめっきです。めっきした後にクロメート処理という後処理を行い、耐食性や装飾性を高めます。

一般的なクロメート処理の種類
・ユニクロ(光沢クロメート):青銀白色。防錆効果があり、低価格のため量産品に最適です。
・クロメート(有色クロメート):金色・虹色。耐食性を必要とするものに使用します。
・黒色クロメート:黒色。耐食性・耐候性を重視するものに使用します。
・三価クロメート:見た目はユニクロに近い仕上がりです。環境規制の動きから、近年はユニクロの代替として普及しています。
・三価黒色クロメート:黒色。黒色クロメートの代替。
※上記3つのユニクロ・クロメート・黒色クロメートは、皮膜処理で使用する六価クロムが環境に悪影響を及ぼす恐れがあるため、下記2つの三価クロメート・三価黒色クロメートに代替することが推奨されています。

 

【ニッケルめっき】
空気や湿気に対して鉄よりはるかに安定した性質をもつニッケルは、装飾・防食の両面で有用です。ねじでは、銅めっきを施した下地にニッケルめっきしたものをニッケルめっきと呼び、主に装飾用として使用されます。

 

【クロームめっき】
光沢と硬度をもつクロムは広く工業用に使用されており、耐摩耗性・耐食性・耐熱性・密着性に優れています。装飾用の光沢めっきは部品の最終仕上げとして、めっきの最上層に薄いクロームめっきが施されます。ねじでは、ニッケルめっきを下地として、その上にクロームめっきしたものが一般的です。

 

溶融亜鉛めっき(通称:ドブめっき)

溶融亜鉛の槽に浸してめっきします。電気めっきに比べると、表面の粗さや外観などは劣りますが、コストの割に厚いめっき皮膜を得られ、耐食性に優れています。屋外環境下で使用されるケースが多いです。

 

番外編 -ダクロタイズド・ジオメット・ラスパート-

めっきではありませんが、その他の優れた表面処理をご紹介します。

 

【ダクロタイズド】
処理液には主成分の亜鉛と、介在役のクロム酸を含みます。この処理液に浸漬塗装した後、加熱し素地に焼き付けます。上記の電気亜鉛めっきや溶融亜鉛めっきよりも、格段に強い防錆性を発揮します。
アルミの部材に鉄やSUSボルトを締結する場合、ボルトにこのダクロ処理を行うと、電食防止効果があります。
※六価クロムを使用

 

【ジオメット】
上のダクロタイズドの技術をもとに開発された、クロムフリーの環境対策品です。

 

【ラスパート】
金属亜鉛層・化成皮膜層・表面焼成層(セラミック材使用)の3層からなる防錆皮膜です。防錆性・耐薬品性・耐熱性に優れています。上のダクロタイズドと同じく電食防止効果がありますが、こちらはクロムフリーとなっています。

 

 

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