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オノナビvol.3 鋼製ボルト・鋼製ナットの強度区分

鋼製ボルトの強度区分

ボルトの頭部をよく見てみると、「10.9」などの数字が刻印されていることがあります。

このピリオドの左の数字10は、1000N/m㎡という強さを示します。
分かりやすくいうと、約100キロまでは切れないということで、これを呼び引張強さと言います。また、ピリオドの右の数字9は、900N/m㎡までは伸びても元に戻るという強さを示し、これを「降伏荷重」あるいは「耐力」と言います。

 

JIS規格には次の10種類の強度区分が規定されています。
3.6/4.6/4.8/5.6/5.8/6.8/8.8/9.8/10.9/12.9(力の単位は1m㎡あたり)

 

なかでも代表的な4種類の強度区分についてご説明します。

 

※表は横にスライドします→

強度区分 呼び引張強さ
(N/m㎡)
最小引張強さ
(N/m㎡)
代表的鋼種 用途例
4.8 400 420 ・SWRCH(冷間圧造用炭素鋼線材)
・SS400(一般構造用圧延鋼材)
六角ボルト(一般品)など
8.8 d≦16 800 800 ・SWRCH38K
・S45C(機械構造用炭素鋼鋼材)
8マーク六角ボルト
高力六角ボルト(ドブめっき)など
d≧16 830
10.9 1000 1040 ・SCM435(クロームモリブデン鋼) 六角穴付きボルト(めっき)
高力六角ボルトなど
12.9 1200 1220 ・SCM435(クロームモリブデン鋼) 六角穴付きボルト
一部の高力六角ボルトなど

参考:JIS B 1051

 

 

 

鋼製ナットの強度区分

表は横にスライドします→

強度区分 4T 5T 6T 8T 10T 12T
呼び保証荷重応力(N/m㎡) 400 500 600 800 1000 1200
実保証荷重応力(N/m㎡) 392 490 588 785 981 1177

参考:JIS B 1181 附属書2

 

 

 

ボルトとナットの組み合わせ

ボルトの強度を最大限に発揮させるためには、組み合わせるナットの選定が重要になります。

また、ねじを締め付けすぎると、ボルトの軸部が破断を起こしたり、ねじ山がせん断破壊を起こしたりします。

これに対しては、ナットの呼び高さを必要なだけ大きくすることが有効な対策とされています。

 

 

 

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