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レオナルド・ダ・ヴィンチとねじ

ヨーロッパで花開いたルネサンス

 

14世紀のイタリアで始まり、ヨーロッパ全土に広まったルネサンス。絵画や音楽、彫刻や建築など様々な分野で、一級の芸術家たちが競うようにその才能を開花させました。

まさに文化の黄金期と呼べるほど、この時代に生まれた美術品や芸術品は、後世に多大なる影響を与えています。

ミケランジェロやラファエロと並び、ルネサンスの三大巨匠と称されるのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ。

「万能の天才」と呼ばれたレオナルドは、芸術だけでなく医学や土木工学など科学面でも優れた才能を発揮しました。

 

 

締結ねじはレオナルド・ダ・ヴィンチが考案

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「万能の天才」と呼ばれるレオナルド・ダ・ヴィンチは、ねじの世界にも新たな風を巻き起こします。それまで使われてきたアルキメディアン・スクリューや果物を搾るプレス機では、その用途は運動用に限られていました。

しかし、レオナルドはねじの締結という機能に着目します。ねじを締結用として初めて利用したのが、レオナルド・ダ・ヴィンチだったのです。

レオナルドはねじを重要な機械要素の一つとして研究し、ねじを製作するための「ねじ切り盤」などをスケッチに書き残しています。

ただし、レオナルドのねじ切り盤はシャーシが木製であったため、正確性のある金属ねじは作れなかっただろうと言われています。

レオナルドの発想がカタチになるためには、その後の産業革命を待たなければなりませんでした。製鉄技術や工作機械の発明などにより、彼の構想はようやく実現されたのです。

レオナルド・ダ・ヴィンチはまさに、時代の先を行く天才だったと言えるでしょう。

 

ねじを利用して空を飛ぶ!?

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このほかレオナルド・ダ・ヴィンチは、ねじの螺旋構造を利用したヘリコプターの原型「空気ねじ」を考案したとも言われています。

レオナルドの「空気ねじ」は、円筒形の軸の周りに帆を螺旋状に巻き付けたもの。この螺旋状の帆を高速で回転させることにより、周囲の空気を掴み、上昇できると考えたのです。

ここでもレオナルドの発想は革新的すぎて、彼の存命中にその実現はできませんでした。しかし、この空気ねじは現代のヘリコプターの起源と考えられています。

ねじの螺旋構造を利用して空を飛ぼうとするなんて、天才の発想には驚きますね。

 

 

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