ねじ新聞vol.24 ブラインドリベットの寸法表記について

ねじ新聞vol.24 ブラインドリベットの寸法表示について

片側作業でOK!便利なブラインドリベット

 

片側からの作業だけで複数の母材を締結できるブラインドリベット。かしめによる締結のため、ボルトとナットのように振動で緩むことがなく、半永久的に強度の高い締結が可能となります。

今回は、そんなブラインドリベットの寸法表示について解説します。

 

ブラインドリベットの寸法表示

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ブラインドリベットの寸法はアルファベットと2つの数字で表されます。

例)●●54

 

材質を表すアルファベット

先頭のアルファベットは材質を表しています。ブラインドリベットはフランジ部とシャフト部の材質が異なるため、通常アルファベット2文字で表されます。(メーカーによりアルファベットは異なります)

ちなみにフランジ部とシャフト部の主な材質の組み合わせは以下の通り。

・アルミ/鉄 ・アルミ/アルミ ・鉄/鉄 ・ステン/鉄 ・ステン/ステン ・銅/鉄 ・銅/銅 ・アルミ/ステン

 

また、ブラインドリベットの頭部形状は、・丸頭 ・皿頭 ラージフランジなど。このほか、防水性や気密性を高めるため、リベット頭部を袋状にしたシールドタイプもあります。

 

リベット径を表す数字

2つ並んだ最初の数字はリベット径を表しています。リベット径とは下穴に挿すボディの太さで、単位はインチ表示となります。ここで気をつけたいのが、この数字には必ず分母として32が付くということ。つまり、「5」と書いてある場合は、5/32インチとなります。ミリ単位にすると、計算式は「5÷32×25.4(1インチ=25.4㎜)」で、約4.0mm。つまり、リベット径は約4.0mmというわけです。

 

最後の数字は最大カシメ厚

最後の数字は最大カシメ厚を表します。最大カシメ厚には分母の16が省略されています。単位はこちらもインチですので、最後の数字が「4」の場合は「4÷16×25.4」となり、約6.4mm。最大カシメ厚は約6.4mmということですね。

 

ちなみに、リベット長さはメーカーにより異なり、実際の作業ではリベット長さよりもカシメ厚が重視されています。

 

リベット径と最大カシメ厚の簡単な計算方法

 

ブラインドリベットの寸法表示が何を表しているか、お分かりいただけましたでしょうか?実際の寸法を把握するためとはいえ、掛けたり割ったり、計算式がちょっと面倒ですよね。

そこで覚えていただきたいのが、簡単な換算方法です。

 

リベット径には「0.8」を掛けて、最大カシメ厚には「1.6」を掛けるだけで、上の計算方法と同じ答えが出てきます。

 

例えば上記と同じく、寸法表記が●●54の場合。

リベット径は5×0.8で約4mm。さらに、最大カシメ厚は4×1.6で約6.4mmとなります。掛けたり割ったりした上述の計算式と、同じ答えが出てきます。

 

ちなみに、カシメ範囲は通常1.6mmですので、6.4mmから1.6mmをマイナスしてください。カシメ範囲は4.8mm~6.4mmと導き出せます。ツバ径はリベット径の2倍、下穴径はリベット径+0.1mmまたは0.2mmと覚えておくと便利です。

 

 

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